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第20回トップ研究会/第3回幹事会

2018.03.29

視察先

日時・場所 2018年3月29日(火)13時50分〜15時10分
マザックアートプラザ中会議室
視察先

 トランコム株式会社、物流情報サービスグループ

視察内容

 レクチャー「人とITのハイブリッドサービスの構築」について

 レクチャー講師
 トランコム株式会社、物流情報サービスグループ
 Digital Tranceformation推進室
 ゼネラルマネージャー兼室長 加藤由頁 様

『求荷求車ビジネス』の発展とBIツールを活用、成長曲線に
  つなげた具体的な実践事例についてご報告をいただきました。
  ポイントとして‥

  ・働き方を変える。
  ・加工した情報の視える化
  ・他者(システム担当者)に丸投げせず、現場の立場で設計。
  ・『儲け』を紐解く(儲けのからくりを掴み、どこを『刺激』
 すれば数値が変化するか)
  ・現在と目標の間にある『ギャップ』を埋めていく取り組みを。
 
  などなど、大変貴重なそして示唆に富んだ内容のお話しを
  お伺い出来、参加者全員にとって大変有意義な時間となり
  ました。
             

 講演会

日時 2018年3月29日(木)16時〜
会場 ホテルメルパルク名古屋・多目的ホール「輝(1F)」
講演内容

演題 「人口知能(AI)や先端ITで今後の会社経営はどうなるか」
   講師 村上 憲郎
          (株)村上憲郎事務所代表取締役
            元Google日本法人名誉会長
  

 インターネットの発展により未来はどう変わるのか?AI、IoT
 ビッグデーターの先にどんな世界が待ち構えているのか?
 今回は、IoTのキーパーソンである村上講師に、最新技術と
 今後の展望についてお話しを伺いました。
 内容の要約は以下の通りです。

 ①かつてデスクトップPCの範疇であったインターネットは、今や
     モバイルからアクセスが主流。誕生当時には想像もつかぬ
     形態へと変化している。
 ②ウェアラブル(身に付けるタイプの)端末を活用するユーザー
     も増え、今後はインプランタブル(埋め込み型)が席巻。
     更には神経・筋肉系統との統合も。
 ③(新たな)Google Glaas(グーグル グラス)が発売予定。
     Smart Watch(スマートウォッチ)などの生体信号を取得表
     示出来るデバイスも普及しはじめる。
 ④Augmented ReaT(拡張現実)
     スマホ内臓デジタルカメラの撮影画像に登場する「場所」
   「対象物」に関連する情報「エアタグ」が重ねて表示される。
    ※「エアタグ」は、文字、画像、音声。またはユーザーが自由に
      付加することが出来、ユーザー間で共有出来る。
 ⑤更にGoogle Contact Lens(スマート コンタクトレンズ)の
    提供でより詳細な生体データーが取得出来、Google Smart
    eye(グーグルスマートアイ=眼球)やGoogle Smart ear
   (グーグルスマート イヤ=耳)の提供、神経系統との結合も
    想定される。

     ・スマートウォッチ→生体信号(体温、血圧、脈拍等)の取得
     ・スマートコンタクトレンズ→血糖値の取得
     ・スマートアイ+スマートイヤ
         →身体健常者の機能補強と身体障害者の機能回復との融合

⑥「脳から機械に指令を出す技術」「脳から脊椎を通さず筋肉に
    指令を出す技術」の開発も急速に進む→脳で考えただけで
    義手が動くスマート義手の開発も。
⑦スマートグリッド=IoT(Internet of Things)
   電力網と情報網が束ねられたもの。スマートグリッドの情報
   網はインターネットなので現在電力網に接続しているものは
   将来全てインターネットに接続することになる。

 ⑧ビッグデータ1.0
 
    企業内蓄積データを統計解析及び科学的根拠により検証。
 ⑨ビッグデータ1.5 ※膨大なデータの分散処理技術
     ・IoT、SNSで生成→収集出来る膨大なデーター
     ・プライバシーポリシー宣言→収集可能となる膨大なデータ
     ・匿名化技術により→利用可能となる膨大なデータ
 ⑩ビッグデータ2.0 ※米国イノベーション戦略の進展
     ・2012年3月、ホワイトハウス科学技術政策局は2億ドル
       超の巨費を投じ、ビッグデータ関連の最新技術の研究
       開発に取り組む旨を発表
     ・2013年5月、GoogleとNASAの研究所は共同で、「(量子)
       人口知能研究所」設立を発表。
 ⑪ドイツのIndustry(インダストリー)4.0
     ドイツ政府が推進する製造業のデジタル化、コンピューター
     化を目指すコンセプト。国家的戦略的プロジェクト。
 ⑫自動車産業の想定される変貌
     ・自動運転車
     ・物から事へ。車体(物)を売るから移動(事)の提供へ。
     ・70%の車が駐車中→全ての車が走行中へ
     ・内燃機関車→電気自動車へ
     ・2040年にはエンジン車の生産を禁止
 ⑬サプライチェーンからデマンドチェーンへ
   消費者の嗜好をサプライチェーンに取り入れ、特注品一品
     生産を一品種大量生産と同じコストで製造。
 ⑭物流の無人化
     ・スマート工場=ほぼ無人工場、ほぼ無人倉庫+ほぼ無人
     ・配送センタ、自動運転によるほぼ無人の配送車、ほぼ無人
     ・店舗、注文前の配送

  などなど盛りだくさんのお話で(講演時間)90分間では時間が
  足りませんでした。横文字が多く、少し難しく感じた参加者も
  いらっしゃったかも知れませんが「IoTはインターネットが急速に
  大衆化されたときと同様の大革新。ここで出し抜いたところが
  次世代企業として成功・勝ち抜く」という講師のコメントに問題
  意識を持っていただく貴重な機会となったかと思います。
 

トップ研究会
画像

会長挨拶.jpg

会長挨拶

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村上講師 写真①

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村上講師 写真②

安喰幹事(講演御礼).jpg

安喰幹事(講演御礼)

会場の様子

 会場様子①.jpg

 

会場様子④.jpg

 

第3回幹事会

日 時 2018年3月29日(木)17時40分〜
会 場 ホテルメルパルク名古屋「銀杏」(3F)
内 容

 1.協議事項
   2018年度活動について
   ①年間スケジュール(案)
   ②「総会及び第44回物流研究会」について
   ③「第21回トップ研究会」について
   ④「分科会活動」について

 2.報告事項
   
①入会希望報告
       センコー株式会社
   ②「2017年度総会及び第43回物流研究会」会計報告
   ③「第21回海外視察」会計報告 



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