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第22回トップ研究会/第3回幹事会

2020.02.18

視察先

日時・場所
2020年2月18日(火)14時20分〜15時20分

視察先
フンドーキン醤油株式会社 ドレッシング工場

視察内容
「COOP野菜たっぷり和風ドレッシング」などCOOPドレッシングシリーズを製造するフンドーキン醤油株式会社、ドレッシング工場様へお伺いしました。以下はお伺いしました内容です。

ドレッシング開発のきっかけ 1980年代半ば組合員さんの「美味しいドレッシングを造って欲しい」の声からでした。試作に試作を重ね、1988年に九州限定で発売開始。当時ドレッシングは一般に認知されはじめたばかりの商品で、更にこのドレッシングは当時では珍しい「醤油ベース」の和風味だったために、老若男女を問わず広く受け入れられ、1994年に『野菜たっぷり和風』のネーミングで全国に発売、昨年(2019年)には発売25周年となりました。

ブラジルまで届く!「野菜たっぷり和風ドレッシング」は発売より23年間で累計9500万本の売り上げ。容器の長さをつなぐと実に17000km!直線距離で東京から地球の裏側ブラジルまで届く程の長さ。

『野菜たっぷり』はココが違う 国産たまねぎは収穫時期に合わせ産地を変更(北海道と九州)し、一年中新鮮なものを生で使用+3種の野菜(にんにく・干し椎茸・生姜)でうま味と彩りを加え、ベースの醤油は自家製造の「生しょうゆ」を使用しています。

『野菜たっぷり』の製造工程 製造直前に玉ねぎの皮をむき洗浄⇒(人の手で)玉ねぎを4つ切りカットし、にんにくの皮むき⇒玉ねぎとにんにくを高酸度のお酢に漬けこみ殺菌⇒油以外のすべての原料をタンクに入れて調合⇒充填(空容器→調味液→油)⇒キャッピング&ラベリング⇒目視検査&段ボールへ梱包⇒完成。

工場概要 敷地面積43,200㎡、工場建物4731㎡。1999年6月に創業開始。1日最大72.000L(500mLのボトルで約14.4万本の)充填能力。1ライン18,000Lの充填可能なラインが4ライン。従業員85名。年間総生産量の50%超がCOOP商品。

社名の由来 重さを量る際に使用していた『分銅』と創業者・小手川金次郎の『金』を組み合わせたものです。ロゴマークデザインも分銅がモチーフ。分銅の形が左右対称であること、金の文字は表も裏も同じで表裏がないことから「確かさと正義」という意味を込め、製品に偽りのないことを表しています。

工場見学前のお話では、臼杵生協(現コープおおいた)の運営が厳しくなった際に、「皆で生協を守ろう」と小手川金次郎氏による債権放棄の呼びかけや債券者への説得による、臼杵生協の運営危機回避のご紹介があり、まさしく『一人は万人のために万人は一人のために』という協同組合の理念を体現しているようなお話でした。
小手川強二社長には工場見学後も、講演会・懇親会及び翌日の会員交流企画(ゴルフコンペ)にもご参加をいただきました。ありがとうございました。また、小手川社長が理事長を務め、コンペが行なわれました臼杵カントリークラブでの(女子ゴルフ若手登竜門のステップ・アップ・ツアー)フンドーキンレディースでの、渋野日向子プロの彼女らしい屈託のなさやシンデレラ・スマイルのお話には、皆さん大盛り上がりでした。大感謝!

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講演会

日時・場所
2020年2月18日(火)16時45分〜

会場
ホテル日航大分オアシスタワー・「紅梅の間(3F)」

演題
「アマゾンのすごい物流~流通総額1兆8000億円を支える仕組み~」

講師 佐藤 将之
(株)エバーグローイングパートナーズ代表取締役

講演内容及び感想
佐藤講師はアマゾンジャパン立ち上げメンバーとして2000年に入社後、書籍調達部門責任者、サプライチェーンマネージメント、物流整備等アマゾンジャパンの土台構築に貢献。また拡大時期にはフルフィルメントセンター(Fulfillment Center)と呼ばれる、アマゾン独自の物流拠点である配送センターの立ち上げや地域統括として活躍されました。今回は、『アマゾンのすごい物流~流通総額1兆8000億円を支える仕組み~』についてお話をいただきました。

驚異的な成長を続けるアマゾンは、Amazon.comの創業者でCEOの、ジェフ・ベゾス(JeffreyPBezos)が1995年に創業して以来私たちの生活に欠かせない、世界一のECサイトになっています。
また、インターネットを利用した小売りビジネスだけでなく、音楽・映像・ゲーム決済やAWS(アマゾンウェブサービス)に代表されるクラウドサービスなど、多くのサービスも提供しており、私たちのライフスタイルにも大きな影響を与えているアマゾン成長の原動力は、組織全体で「顧客至上主義」を徹底しているからです。
組織内での全てのルールが「カスタマーズルール(Customers Rule)」という大原則からのスケールダウンで構成され、全てに共通する「それはお客様のためになるのか?」という大原則があるから迷わず一貫した判断(=仕組み)が出来、顧客満足度の向上にもつながっているとも言われます。
お客様のためになる、アマゾンの成長を支える仕組み について示唆に富むお話や、また世界を席巻する企業の企業の「視点」「スピード感」を痛感する、あっという間の90分間でした。

●サプライチェーンマネジメントにおけるセールスオペレーションの取り組みや、メトリックス=目標の数値化=KPIの考え方がためになった。
●成長を続ける⇒カイゼンを継続する⇒常に見直し、「リーダーシップ理論」の考え方・運用について、考えて行きたい。
●アマゾンの成長を支える仕組みづくり(KPI、メトリックス)、リーダーシップ14カ条(OLP)とマネジメントについて勉強になった。
●アマゾンの組織風土、ジェフ・ベゾスのビジネスモデル、物流の仕組み、今後のアマゾンの展開等々について勉強になった。
●アマゾン物流の仕組み、人材を支えるリーダーシップ理念など、常にお客様価値を高めるために全てを数値化・可視化し、超高速で振り返り・見直しを実施。更に今後の小売り・クラウド・メディア分野でのプラットフォーマー構築について知ることが出来た。
●(アマゾンは)どんな取り組みや考え方にも「顧客満足」が最上位に考えられる組織になっている。
●(アマゾンは)日本市場でも年20%の成長。品揃え、低価格、利便性を武器に、客のニーズを満たしていない市場に参入していること、自前でやる方が効率的な領域はすべて自前化していくことなどについて確認出来た。
●リアル店舗のプラットホームとなるアマゾンロジスティクスの存在。日本市場でも事業の伸びに物流委託先が追い付かない状況から自前物流を展開。アマゾンデリバリーの売上が既に200憶円。毎年20%の進捗に唸った。
●アマゾンフレックスの取り組みで、既存キャリア、アマゾンデリバリーパートナーの仕事がなくなるのでは?との心配にも「アマゾンの成長に既存のパートナーがついていけないことを見越して先手を打っているだけ(既存パートナーの仕事は減ることはない)」とのお話を伺うことが出来た。
●同じ土俵では(アマゾンには)勝てない。生協陣営にとって「組合員満足の確保」の重要性について、再認識出来た。

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第3回幹事会

日 時
2020年2月18日(火)18時30分〜

会 場
ホテル日航大分オアシスタワー「花」(3F)

協議事項
2020年度活動について

  1. 年間スケジュール(案)
  2. 「2019年度会計監査」及び「(2020年度)第1回幹事会」について
  3. 「(2020年度)総会及び第46回物流研究会」及び「第2回幹事会」について
  4. 「第24回海外視察」について
  5. 「第23回トップ研究会」及び「第3回幹事会」について
  6. 「分科会活動」について

報告事項

  1. 入会希望報告
    ・日立キャピタルオートリース株式会社
    ・(株)コープデリバリー
  2. 「2019年度総会及び第45回物流研究会」会計報告
  3. 「会員交流企画 ゴルフコンペ」会計報告
  4. 「第23回海外視察」会計報告


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