Informationお知らせ

1.新規会員挨拶

センコー（株） 執行役員　ロジスティクス営業本部
副本部長　河野様、入会ご挨拶

2.第21回海外（デンマーク）物流視察案内

（1）Ｃｏｏｐデンマクーチーム
「Ｃｏｏｐデンマーク本部」
｢ 〃 デンマーク店舗／スーパー及びハイパーマーケット｣
｢ 〃 デンマーク物流センター｣

報告者
（株）シーエックスカーゴ 荒井 祐一
（管理本部・総務部 部長）

（2）Ｎｅｔｔｏ＋Ｄａｎｓｋチーム
｢Ｎｅｔｔｏ物流センター｣、｢Ｄａｎｓｋ物流センター｣ 

報告者
（株）ＩＨＩ物流産業システム 坂倉 秀紀（担当）
　　　　　　
3.分科会活動報告

第１分科会
①東海コープ事業連合　農産セットセンター 視察
桑名物流センター 視察
②（株）ＩＨＩ 本宮工場 視察

三菱化学エンジニアリング（株）中川次長 

第２分科会
①富士運輸（株）視察・研修
②アシストスーツ学習会
共栄火災海上保険（株）和田課長

第３分科会
①コクヨ北海道販売（株）視察
②（株）シーエックスカーゴ尾道流通センター視察
③マルイ食品（株）視察
（株）流通サービス 岩澤統括部長

第４分科会活動報告
①（株）アール・ケイ・トラック新潟物流センター視察
②（株）ダイフク滋賀事業所、日に新た館視察

石川コープロジスティクス（株）宮尾専務取締役

いまや私たちの生活になくてはならない存在になりつつあるネット通販の巨人・アマゾン。 佐川急便がそのアマゾンとの配送単価アップ交渉の決裂により、契約を打ち切ったことはヤマト運輸・佐川急便・日本郵便の宅配大手3社による、苛烈なシェア争いが繰り広げられる宅配業界に大きな激震をもたらしました。

宅配業界に何が起きているのか、また疲弊する宅配業界を救う施策について角井講師にご講演をいただき、参加者自らも考察する貴重な時間を過ごすことが出来ました。

｢再配達問題｣
再配達の割合は、ドライバー体感値で35％。再配達に35％の労力を要すれば65％の荷が運べていないのと同じ。再配達をゼロに出来れば（理論上）1.5倍のキャパ（荷）を運ぶことが出来る。

｢再配達問題｣への対策
・（業界側の一方通行でなく）利用者側の協力もかかせない。
・再配達減少に向け、利用者が自分のタイミングで受け取りを出来る場所を増やす。
※コンビニや公共スペースとの連携
※宅配ＢＯＸやロッカーなどの設置（ただし、設置数・設置コストの負担、個人情報の課題有り）
・ＳＮＳやアプリの活用。利用者・ネットショップ・宅配業者の3社で情報を共有化し、不在時配達を防ぐ。

｢物量波動における総量規制｣
・宅配送料無料！は『魔法の言葉＝悪魔の呪文』。利用者にとって購入サイト選択の判断ポイントで、競争上の必須要件。
・荷受けを減らし採算性を高める。『サービスはタダではない』という認識がサービス業の生産性を高めるきっかけとなる。
・世の逆風にあわぬよう料金値上げをどの範囲で実施するか？

｢新規参入｣
『Ｕｂｅｒ（自動車配車Ｗｅｂサイト及び配車アプリ）』やハコベル（ＰＣ・スマホから荷物の配車手配が出来る、運送マッチングサービス）等の新規参入の促進も有効も（事故リスクを鑑み）規制もあり。

｢自前配送｣
宅配業者が担っている部分をネット通販側でも担う取り組み。アマゾンの『プライムナウ（専用アプリで使うプライム会員向けサービス）』やヨドバシカメラの『ヨドバシエクストリーム（ヨドバシ通販サイトでの注文に対するサービス）』など。大手スーパーマーケットなどの小売業者も更に力を入れて行く可能性。

講演後の質疑応答も活発で、あっという間の90分間でした。