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第25回トップ研究会

2022.11.17

視察先

日時・場所
2022年11月17日(木)13時20分〜14時20分
沖縄県豊見城市豊見城236番地

視察先
旧海軍司令部壕

視察内容

海軍司令部壕は、太平洋戦争の沖縄戦において海軍の司令部として使用された防空壕です。全長450mの坑道があり、現在は司令官室を中心に約300m(壕入口・作戦室・幕僚室・出撃口・司令官室等)が復元・公開されています。今回の視察では、到着後まず「慰霊塔」前でミニ講話をお伺いし、ビジターセンター内の資料館で、銃器・軍服や壕内で発見された戦争当時の遺品、家族へ宛てた手紙など旧日本海軍関連資料の展示を見学し、坑道内を体験する大変有意義な時間となりました。

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講演会

日時・場所
2022年11月17日(木)16時〜

会場
ノボテル沖縄那覇「ルボン(B1F)」

演題
『日本の生協の2030年ビジョン』つながる力で未来をつくるCOOP2030

講師 川越 雄一郎
 生活協同組合コープおきなわ理事長

講演内容

沖縄県の歴史やコープおきなわの概要、日本の生協の2030年ビジョンに沿ったコープおきなわの取り組みについてご講演いただきました。

●コープおきなわの組織概要について
●時代の大きな流れに翻弄されてきた沖縄の歴史紹介について
 ・1945年6月23日、日本軍の組織的戦闘終結=沖縄県の終戦記念日
 ・1952年4月28日、日本は主権回復も沖縄・奄美は米軍統治下の屈辱の日
 ・1972年5月15日、本土へ復帰
 ・1976年2月29日、沖縄南部市民生協が設立(創立総会)
  ※810名が1人1万円を出資し生協を立ち上げた。
  ※本年(2022年)5月15日は、復帰より50周年
●沖縄の紹介、台風編について
 ・台風時には(台風)県外でも海が荒れ、2日~5日は博多港からの船が入港出来ない。
 ・協同購入商品を組合員のご自宅へお届けするまで約3日間必要。
 ・台風で行き場を失った商品で地域貢献
●日本の生協の2030年ビジョンに沿ったコープおきなわの取り組みについて
 ①生涯にわたる心ゆたかなくらし
 【取り組み事例】
  ・地域おこし商品(敢えてPB化せずに競合量販店や土産店で取り扱える商品とすることで販路を
   拡大)を開発。
  ・キャリア教育支援=大宜見中学校での商品開発。
 ②安心してくらし続けられる地域社会
 【取り組み事例】
  ・夕食宅配(配送サービス=見守り活動)
  ・障害者雇用
 ③誰一人取り残さない、持続可能な世界・日本
 【取り組み事例】
  ・JIC「草の根技術協力事業」の業務委託を受け、2017年にラオス国での協同組合つくりを開始
  ・ラオラオ酒生産協同組合設立による、女性の地位向上や貧困から脱却のお手伝いを進める。
   ④組合員と生協で働く誰もが生き生きと輝く生協。
 【取り組み事例】
  ・誰かの笑顔につながる活動
  ・お年玉募金、2021年度実績=411万円
      ・地域活動支援制度
  ・フードバンク募金
  ・JAグループ沖縄との包括連携協定
●Win Winの課題について
  ・PBの共同開発
  ・生鮮センター物流の共有
  ・人財育成
  ・組合活動の「あいのり」

などなど盛りだくさんのお話でした。参加者全員にとって貴重な機会となったかと思います。

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